僕のヴァルキュリアクロニクル
『戦場のヴァルキュリア4』が先月の21日に発売されました。
僕はその後の給料日に買い、ちょくちょく呟いていたのでご存知でしょうが、既にクリアをしました。(おまけ的な真エンドはまだ開放していませんが)
感想や評価については概ねIGNのレビューに同意ではありますが、
だからこそ、自分の見たい戦場のヴァルキュリアの”続編”を、時を超えてみることができてとても満足しています。
変化には乏しいが、シリーズ随一のBLiTZを備える『戦場のヴァルキュリア4』レビュー https://t.co/engjdbCiWW pic.twitter.com/4e1BYW3BIm
— IGN Japan (@IGNJapan) 2018年4月6日
この戦場のヴァルキュリアという作品は、多分僕のオタク史(とでも形容すべきもの)にとって欠かせない一つになっています。
なので、今日は1の魅力とか、なぜオタク史に欠かせないのか、簡単に思い出してみようと思います。
まず、シリーズ一作目となる『戦場のヴァルキュリア』は2008年4月24日発売。
どういった経緯で興味を持ったかはわかりませんが、発売後すぐに買ったのではなく、結構期間をあけて、中古を購入したのは覚えています。
とはいえ、年齢とか記憶を鑑みるに、一年もしないうちに買ったはず…。
そんなこの作品の魅力といえば、
CGグラフィックであるのに水彩画で書かれたようなタッチの『CANVAS』
選択画面はシュミレーションでありながら、キャラクターをアクション的に操作するTPSに切り替わる『BLiTZ』
がよくあげられます。
けれど、僕が声をあげて素晴らしかったといいたいのはストーリー。
公式サイトから引用します
征暦1930年代のヨーロッパ。
大陸は、強大な軍事力を誇る「帝国」と「連邦」にほぼ二分されていた。
派遣を争う両国は、ついに開戦。
ヨーロッパ全土を巻き込む「第二次ヨーロッパ大戦」(E.W.Ⅱ)が勃発したのである。
帝国と連邦に挟まれた小国・ガリア公国。
中立を掲げるこの国を突如、帝国軍が侵略する。
強大な大国である「帝国」と小国である「ガリア公国」
二国間での争いを舞台に、ガリア公国内で民間人によって結成された義勇軍・第7小隊を中心に描かれたお話になっています。
(同じ時期での「帝国」と「連邦」の争いを描いたのが『戦場のヴァルキュリア4』となっています)
まぁ、パッケージを見ての雰囲気を読み取ってもらえればわかるかもしれませんが、ただ重い話ではなく、コミカルなシーンもなかなか多い作品なのですが。
一方でなかなかシリアスなテーマも扱っています。
例えば、人種差別。
戦場のヴァルキュリアの世界では、「ダルクス人」と呼ばれる人種がいて、彼らは過去の伝説により舞台となる現在まで被差別民として扱われています。
(戦場のヴァルキュリア4ではストーリー上では見られませんでしたが、舞台も違うし、あのテーマは1で描ききっていると思うので好感が持てました)
他にも、戦争を描くうえで避けては通れない死。
ストーリー上だけではなく、システムにおいても戦闘中でも亡くなったキャラが蘇ることは基本ありません(厳密にはHPがなくなる=死亡ではないのですが割愛)
こういった、シリアスな要素も随所にみられることで、より、熱を持って入り込んでしまうストーリーが作品中に展開されていきます。
そういった内容で(雑な総括)、当時中学生だった僕にとっての道徳に大きく寄与するような一作となりました。
今では、PS4リマスターが新品2000円程度で買えるので、ぜひ多くの人にプレイしてもらいたい一作です。
さて、僕のオタク史としての戦場のヴァルキュリアになるとあとはグチが多くなっていくので簡潔にまとめたいと思います。
そんな『戦場のヴァルキュリア』は発売翌年2009年にアニメが開始されることとなりました。
制作元は『A-1 Pictures』
当時、自分の地元ではテレ東が映らず、ようやくBSでアニメが見れるようになったくらいの人間ですから、アニメの会社なんてさっぱりわからなかったけど、それはもう、大いに期待したものでした。
全部見た感想としては、二クール目からドンドン見れたものではなくなっていく、というもの。
一クール目まではゲームをなぞっていて、前半の山場となるあるイベントを経て二クールになったのですが、大事なネタバレが新しいOPで出てきたり、無駄に恋愛要素に三角関係を足したり、まるで超サイヤ人とでも形容するかのような戦闘が繰り広げられたり、ひどく落胆しました。
A-1の名も、悪名として決して忘れないと誓い、『世紀末オカルト学院』だとか『WORKING!!』だとか、時々見ることはあれど、たまにA-1と聞いて見ないことにした作品もあったくらいには結構後までトラウマとして引きずることとなりました。
今ではすっかりアイドルマスターに浸かっているのですが、放送当時は見なかったのも、この影響は無関係ではなかったはずです。
というわけで、これが今のオタク人生に関わる影響でした。
……なんとくだらないことか。
ちなみに戦場のヴァルキュリア2,3。あとDUELは僕のなかでは認識していないのであしからず。
2,3はどちらも発売日に買ってやったのだけども、どちらもクリアまで行かずにやめてしまい、
2についてはさらにその後もう一回買ってやってみるも完全にやる気失せてそのまま。
3については、シリアス寄りなので、シナリオが面白いならいつかやってみたい気持ちがあるんですけどねえ…
やり直しても戦闘多い割にストーリーが進まない印象や、人造ヴァルキュリア(笑)の乱用で早々に萎えてしまいそうな気がひしひしと……。